----数日後。
廊下でたまに、歩君とすれ違う。
まあ、同じ学年だし、当たり前なんだけど。
なのに、なんかね
ドキドキしちゃうの。
まさかね、
そんなはずない。
だってあたし
和の事が好きなんだもん。
それに、認めたくないの。歩君が好きだと、
どうしてだろう。
分かんないよ。
この気持ち。
なんか、感じたことがある気がする。
とにかくドキドキがとまらない。
近づきたい。
話したい。
声聞きたい。
なんだっけ…
あ、思い出した。
きっと、これは
和を好きになった時とおんなじ気持ちだ。
とゆう事は、あたしは歩君が好きってなるよね。
これは…恋?
----ある日。
「みずき、あの噂ほんとう?」
いきなり、こんな事を聞いてしまった。
「え?あの噂って…、
……もしかして、さや、歩君の事、好きなの?」
好き……?
あたしは歩君が好きなのかな?
「最近分かんないんだ。好きなのかもしれないけど
認めたくない。」
初めてかも。
人にこんな相談したの。
友達から
こんな話を聞いた。
「1組の歩君がさやの事、好きだってよ!」
……は?
あたし?
なんで?
てか歩って誰?
「ありえないよー。てか歩君て誰?」
みずきはあたしの1番の友達だ。
「何言ってんの!!!?歩君って言ったら、チャラいので有名じゃん!!!」
チャラい?
苦手なタイプだな。
「えー、まぢ分かんない!!誰っ!?」
「もー!!じゃ今から見に行く?」
「え…めんど「いーから!!!行くよ。」
ったく。
みずきはこうゆうの
大好きだからなあ。