実友Side

放課後私は瀬菜と帰った。複雑な思いのまま…
「実友どうしたの?」
瀬菜は突然私の顔を覗き込みながら聞いてきた。

「えっ!?」

瀬菜にあんまり心配かけたくなかった。

「だっ大丈夫だよ?」

「うそ!だって実友元気ないもん!瀬菜は実友のことなんでもお見通しなんだからね」

「瀬菜…」

「だからなんでも相談してよ!実友の悩みは瀬菜の悩み」

瀬菜の言葉に目頭が熱くなる。

「うぅ~せなぁ」

心の友よ~!