「!!!」
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> 香矢がいきなり立ち上がる。
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> 「……アイツ…殺す」
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> 香矢が本気で怒ってる…初めてみた…香矢のそんな顔…。本当に来斗くんを殺りそう…マズイ!
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> 「でもでも抵抗しなかった私も悪いんだ…隙を見せたから…」
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> 「…なんで抵抗しなかったんだ?」
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> 「分かんない…来斗くんのこと嫌いなはずなのに…もっとしてほしいなんて思っちゃった…本当に嫌いなはずなのに体が勝手に…」
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> 香矢に話しているつもりなのに自分自身に言い聞かせていた。
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> 「…実友お前…来斗の事好きなのか…?」
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> 「そっそんなことない!」
> そんなこと…ない…はずよ…。