俺が
侑里亜に出会ったのは
1ヶ月前だ。
出会ったというより
存在を知ったのが
といった方がいいかもしれねぇな。


それは
入学案内会の時だった。
¨           会場である体育館では
じきに生徒になる奴らが
ギャーギャー
ケータイいじくったり
写メとりまくったり
しているなか。
1人だけ
ぽつんと女が
用意された椅子に
座っていた。