いつまでも
このうっとうしい気持ちを閉じ込めるのはやめよう…




この気持ちを…
封印してやる。




あたしは柘気にぶらさがるように抱きついて
柘気の耳元で囁いた。




「あたし柘気と婚約する」




「ほ…んとか?」




「ホントだよ…」




あたしがそれだけ言うと柘気があたしのことを抱き締めてくれた。