ゴンッ





「じたばたするからです」




こいつ…わざとだ…





床に頭を二回もぶつけたせいか手で触って分かるぐらいのたんこぶが出来てしまった。
あたしは床で打った頭を押さえながら立ち上がる。





「あたし、十夜くんのところになんかいきませんっ
柘気の部屋にいきます!!」





日斗出さんは一緒だけ無表情な顔に戻ってからニッコリ笑ってお辞儀をしながら話し出す。





「かしこまりました」