ドンッ!!





「―っ!!」





あたしは床にうずくまり声にならない声をあげながら日斗出さんをおもいっきり睨んだ。





「亜美さんが『離して』とおっしゃったんじゃないですか」





なんてどす黒い笑顔





十夜くんよりどす黒い笑顔してるし…。





「離してって言ったら普通離さないでしょぉ〜…」





涙で弱々しくなった声出しながらお尻を押さえる。





その光景をポカンと口を開けて見ている柘気を無表情で見てからあたしを見る日斗出さん。