嫌な予感がする。 「お前を…」 今までにないぐらい強い力であたしをギュッと抱き締める十夜くん その先の言葉はあたしは 聞きたくなかった… 「殺してやる」 耳元で囁いたその言葉 背中にあたる冷たい感触 あたしは 十夜くんに殺されるのかな…? 離れなきゃいけない。 だけど あたしの体は十夜くんを拒もうとはしなかった。