あたしが
クローゼットの扉から離れたせいでか
クローゼットの扉が勢いよく開いて
それと同時に
柘気が倒れてきた。





柘気は
床に手をついて
顔を床に打ち付けることはなかった。





なんか
残念だけどね…。





「ぷぷっ」





柘気のびっくりしている顔を見てあたしはつい
笑ってしまった。