家に帰ると、母さんが急いでご飯の支度をしていた。

3つ上の兄は、ケータイをいじりながら、テレビを

見ていた。親父は、鼻歌まじりに風呂から出てきて

髪を乾かしていた。

「かーい、もうすぐご飯だから着替えてきなさいよ。」

「・・・うん。」

しばらくすると、ご飯を食べた。

今日は、ハンバーグにポテトサラダ、コーンスープだった。

それから、風呂に入り、部屋にいると、兄の耕介が部屋に

入ってきた。

「櫂、今日何か、いつもより顔が明るいな、なんかいいこと

あったのか?」

「・・・別に、たいしたことない。」

「冷たいな、兄さんに向かってかわいくないこと言って、

昔からそだよな。まぁ、しゃべってるところってあんま見た

ことねぇか。」

「・・・・・・・・」