その後もたくさんの箱を開けて面白そうなのを見つけたら遊んだ

その度俺が勝ったりこの子が勝ったり…

とても楽しい時間だった…


「あっ時間かも!!戻ろうか?」


本当は戻りたくなんかない。

このままこの子と遊んでいたかった。

でも、この時すでに俺は我儘を言わないようになってた…

だから従ったんだ…


「じゃぁ…葵!また逢おうね?」

「当たり前。俺が逢いに行ってやるよ」

「それはこっちのセリフ。あたしが逢いに行ってあげるからね?」

「まぁ、どうせ俺が逢いに行ってやるんだから同じだろ。」

「違うよー!!でもまぁ。逢えればいいね?」

「俺が絶対探し出してやるよ。どこに居ても」

「楽しみにしてる♪そう言えばあたしの名前言ってなかったね!」

「あたしの名前は――」