トモダチってなに・・・?


もう人を信じることができない・・・

もう生きたくない・・・

そう感じる生活が長くつずいた・・・

でもいまでも憶えている、ぼくが学校にいったとき大きい声をだして喜んでくれた奴

優しい言葉をかけてくれた奴がいたことを。

なかでも憶えているのはT・O君だ。

こいつはあんな事件があってもぼくから離れていく事なく、むしろさらに仲良く

なっていった。すっごくうれしかった。

しかし、ぼくは地元の中学にはいけなかった・・・

ぼくは養子になったからだ・・・

養子といわれてもよくわからないと思う。

簡単にいうと知らない人に育ててもらっていくことだ。

そうなると引越しをしなければならない。

つらかった・・・

住みなれた町をでてって、トモダチと別れて・・・

でも泣かなかったむしろ呪った・・・お父さんを・・・

そして卒業式が来た・・・みんなに別れをいって町をあとにした・・・

このとき分かっていた、もう二度ともどってくることはないと・・・