「みんな弓永が転校することになった。」


「はっ!?まじ!?俺きいてねぇよ!!」


「陸ごめん(笑)俺ゆいにしか言ってねえもん」


「おい~」


「それが、アメリカに留学することになった。」


クラスが呆然。


「今から2時間後の飛行機で飛び立ちます」


外でのお見送り。


「みんな元気でな」


叶汰は荷物をとりに家へ向かって歩き出した。


「行くぞ!」


みあ君を先頭にアタシと羅夢は追いかけた。


「行くの早えよ!」


「俺、卒業までには戻ってくっから」


「了解!せっかく友達になれたのにな…」


「西田、ゆいのことよろしくな!」


「わかってるって★」


「陸、お前にゆいを譲った覚えねえから!取んじゃねえぞ!」


「そんな卑怯なことしねえよ!」


「俺が戻ってくるまでゆいを守ってくれ!」


「当たり前だろ!」