「帰ろ、」


『うん。』


 アタシの傘でアイアイ傘をしながら家に向かう。


『さっきの子誰?』


「前の学校の元彼」


『まだ好きなの?』


「あいつが寄り戻そうって…」

 
『戻すの?』


「ゆいちゃんはどうしたい?」


『アタシは…アタシは、嫌だ。』


「やっと言ってくれた。」


『え?』

 
「遅せえよ!どんだけ待ったと思ってんの?俺がゆいちゃん以外の女のとこ行くわけねえじゃん!!ちょっと意地悪しただけ(笑)」


『もお最悪!』


「ごめんな(笑)」