「パパのせいじゃん!」



あたしの怒りが爆発しかけた時
燵夜が来た。



「遅くなっちゃってすいません。
コーヒーがなかなか見つからなくて。」




そう言ってパパにはコーヒーを、
あたしにと自分にはいちごみるくを置いた。



「いちごみるくだぁ!
あたしいちごみるく大好きっっ!!」



「知ってる。前も言ってただろ?」



・・・・・・前・・・?
あぁ!あたしが皆にバカにされてちょっと
落ち込んでたら燵夜がいちごみるくのアメくれた時だ!


「うん。言ってたね。覚えてたんだ!」




何でそんなの覚えてるの?
そんなささいなこと覚えてくれてるなんて
ドキドキしちゃうじゃん。




「俺もいちごみるく好きだからなんか嬉しくてさっ。」




そういえば燵夜もいちごミルク好きって言ってたな。
なんか嬉しいしドキドキする。




何でこんなにドキドキしてんの!?
落ち着け!あたしの心臓!!