色んなことがあって気持ちが落ち着かず
授業に出る気になれなかったアタシは
屋上でサボっていた。




起きているのも面倒くさくて
寝ようとした時だった。





---------------バンッッッ


屋上のドアが力強く開かれた。


何事かと思って見てみると
そこには傷だらけで泣いている亜美がいた。



「亜美!?その傷どうしたの?
何があったの?」



「・・・ッく・・・。階段から落とされたぁ。
痛いよぉ。」



「誰にっっっ?」



「・・・3年の蓮華って人。」



蓮華先輩!?あいつあたしの友達にまで
手出したのかよ・・・。





「ごめん。亜美。アタシのせいだ。
アタシがその人に嫌われてるから・・・。
でもちゃんと解決するから。
もうこんなことにさせないから。
ほんとにごめん。」



亜美は泣きながら
「大丈夫。・・・蜜柑もやられたんだね。
無理・・・しないでよ?」


って言ってくれた。


「亜美、ありがとね。
アタシのこと支えてくれてありがとう。」


心のなかでも何度もお礼を言った。