屋上に着いた途端抱きしめられた。



一瞬何が起きたのか分からなくて
反応が遅れてしまった。


「な、何するんですか?離してください・・・。」



前はもっとしっかり断れたはずなのに
今ではちゃんと拒否できない。



それはきっと先輩が好きだから・・・。
少し嬉しい気持ちがアタシの中にあったからだろう。。





アタシが言っても秀二先輩は離して
くれなかった。





「ヤダ。離したくないよ。
俺、マジで蜜柑ちゃんが好きなんだ。
もう俺我慢できないよ。
・・・・・・俺と付き合ってください・・・!!」


秀二先輩はアタシを抱きしめながらそう言った。




正直とても嬉しかった。すぐにでもはい!!って言いたかった。






でも、アタシにはちょっと気になってる
問題があったんだ。