授業が終わって友達と一緒に
帰ろうとした時、秀二先輩に声をかけられた。



「蜜柑ちゃん一緒に帰ろう?」




あたしは皆に申し訳ないと思って
断ろうとした。





でも皆に

「一緒に帰ってあげなよ。
断ったら何されるか分かんないし。」

なんて言われたから一緒に帰ることにした。





いくら仲良くなろうとしてるだけでも
いきなり一緒に帰るっておかしくない?




そんな疑問を抱きながら

「いいですよ。」

と言った。






すると秀二先輩は嬉しそうに

「やったぁ。んじゃぁ行こっか」

と言って手を握ってきた。






あたしはとてもびっくりして

「何してるんですか!?やめてください」

大声でそう言って手を離した。