その日の夜はママの夢を見た。



あたしが寝坊してママが軽く怒ってる夢だった。



なんか懐かしい・・・。




もうこんな風に怒ってもらえないのかな・・・?



もう蜜柑って呼んでもらえない・・・?





ヤダ!そんなの絶対ヤダよ!!!



夢の中でママに話しかけても声が届かない。



いつの間にかママはあたしのそばを離れようとしていた。




待って!!待ってよママ!!おいていかないで!


あたしの声に振り向きもせずママは消えていった。


その後すぐに目が覚めた。




「夢・・・。」



例え夢でも悲しいよ・・・。
これが現実になりそうで怖い・・・。





その後は眠ろうとしても眠れなかった。




目をつぶるとさっきの夢を思い出してしまって
苦しかった。





結局夢を見たあとは眠ることが出来ず
朝が来てしまった。