「蒼空さん、あの席ずっと居るよね。」


「うん。ダメ?」


「ダメ。」


「なんで?」



『あの席じゃなきゃダメ。』

私はそんな気持ちでいっぱいだった。



「あそこに座りたい人がいるのよ。」


「だから?」


「あなたばかりいたら批判されるでしょ」