-ゆか♪-
(私の気持ちってなんだろ。南、先生と別れるっていってた。私のせいだよね。先生に謝らないとね!)

放課後。私はランチルームにいた。もちろん先生を待つために。
(先生遅いな。授業中に手紙をポケット入れたんだけど…早く逢いたいなんておかしいのかな…。)
-拓海♪-
『先生へ
  話があります。放課後、ランチルームで待ってます。
                       ゆかより』
(神野のことか?…早くあいてぇ…)
「先生っ!」
(神野か。)
「なんだ。」
「今からゆかに逢いに行くんですよね!?」
「あぁ。なんでお前が知ってんだ?」
「…ゆかから相談うけたんで。」
(ん?なんの相談なんだ?神野に相談するほど怖かったのか?)
「で?なんの用だ。」
「もう1度、言ってもらえませんか?ゆかに。」
「なにを?」
「…好きだって。」
(なんでだ?俺と神野が付き合ってるってゆう設定なのに俺が告ったらただのタラシって思われるだけなんじゃないのか?)
「もう言ってもいいと思います。私、もうゆかに別れるって言っちゃいましたから。」
(言ったのかよ。じゃあもう1度言ってみるか)
「分かった。いろいろありがとな。」
(あいつ。いい友達もったな)

-ゆか♪-
(先生遅いな。手紙気ずいてないのかな)
「わりぃ遅くなって。」
ドキンッ
(まただ。先生に逢うとドキドキする…)
「…南と別れちゃったんですか?」
「あ…あぁ。」
「ごめんなさいっ私のせいでこんな事なっちゃって!!」
「お前のせいじゃねーよ。だから気にすんな。」
先生が頭を撫でた。すっごくドキドキする。
(どうしよう…私先生のこと…
「…好き」
「好き?」
(あっ声に出っしゃった!!)
「やっあのちがくてっっまちがっ「だまれっ」
「んっふ…せんっ…せい……くるしっ……」
それはいつもの短いキスじゃなく今まで味わったことのない激しいキスだった。
「…んーっ……」
長い長いキスが終わった。
「俺もお前が好きだ。だからもう離さない。俺から離れんな。」
(ようやく気ずいた自分の気持ち)
「…私も先生が大好きっ!!先生から離れないっ!!」
これが私たちの幸せの終点だったことに気ずかずに…。