-拓海♪-
(やべーな俺。ちょっと瀧浦が男と遊びに行くからって。重症だな)
ブーブーブー
(ん?この番号知らないんだけど。)                            
「…なんだよこれ…」

-ゆか♪-
「ゆかっ!ちょっと忘れ物。」
「了!うそ!ありがとわざわざ!」
「じゃあ渡すな。」
…一瞬なにが起こったのか分からなかった。私の唇に柔らかいものが当たる。
カシャッ     
「っっいやっ」
了とキスをした。先生以外の人と。
「なんでこんな事すんの?信じらんないっっ了なんて大っきらい!!!」
(どうしよう…先生になんて言おう)

-了♪-
「くっそ…でもゆかのためだ。」
俺は俺の顔が写らないようにゆかが男とキスしてる写メを先生に送った。先生のメアドはさっきゆかが歌ってるときにこっそりゆかの携帯を見た。
(俺は嫌われてもいいんだ。でも悲しませたくはない。だから先生のそばにいちゃいけないんだ)


-ゆか♪-
ピロッピロッ
(先生からだっ!なんだろ?)
「…ゆかか?ちょっと今から学校来れるか?」
「う…うん。」
「じゃあ待ってるから…」
(…なんか先生、元気なかった。気のせいかな)