正直驚いた。
漫画や話しで聞いた事があったけど、まさか本当にするやつがいるなんて。


少し、罪悪感がうまれた。


だって私がいじめの中心になって、好き勝手言って、相手を苦しめたんだ。


「…ごめんなさい」

散々言われた後、私は謝って教室に戻った。


頭の中には、あのこの傷痕。

幼いながらに、やってしまった罪の重さは重々感じていた。


教室に帰ると、男友達女友達が、わっと集まって、私を取り囲む。

「何言われた?」
「大丈夫?」
「あいつ、チクったの?」

他にも多く聞かれたが、大丈夫、そう言った。

勿論、それからはしなかった。


いじめをする事で、相手がどんなに苦しむか。相手がどうなるかを学習したから。


あんなもの、みたくない。


二度とするわけがなかった。





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