「えっ!伊東さん何処行くの!?」


先生は慌てて私を呼び止める。


「なんでもない。……トイレだよ。」



私はいつものように答えた。

でも、いつもよりかは

声が上ずっていた気がした。



そんな私を不思議そうに先生は見る。



私は冷静差を装って、最後の質問をした。