これまでの私は 何かと澤田とは馬があわなかった。 すれ違う度に、髪の色や服装 おまけに私の態度までにもキレてくる。 でもよく思えば、私が一方的に 澤田の本性を知らずに嫌っていた。 今なら言えるかも知れない。 ────ありがとうと。