「妹尾 優(セノオ ユウ)。」



神様は私が空に近づくほど

その優しい手のひらで私を救う。

その境界線が

屋上という場所なのかも知れないね。



愛里との出会いもそうだった。

あの日私は、タバコを吸った後

屋上から飛び降りようとしてた。



でも、あの時

直ぐ側に神様はいたんだね。


そしてあの日も

私は運命に導かれて、神様がいる場所に行った。