「早く入ろうよ。」


今よりもっと冷酷な私は

男の手を強く引っ張った。


(早く終わらしたい。)


顔が強ばったままホテルに入った。

そして、その顔で受付の人を見てしまった。



そこにいたのは、細身で長身で

まるでホスト見たいに顔が整っている人だった。



でも私は、そんな事どうでもよかった。