───何時間過ぎたんだろう…。

もう日が登りそうだった。



私達はお互いに背を向けて寝ていた。

いつもの様に、美依奈を起こす。


「ミイちゃん。朝だよ。」


眠たそうに目を擦る美依奈を見て

愛しく思う私は、罪悪感でいっぱいだった。


「おはよー愛里。寝れた?」

「んーいつもよりかは寝れたよ。」

「そう。…なら、帰ろっか。学校もあるし。」

「うん。」