しかし、気の強い美依奈が言い返す。

この性格には本当に困る。

別に違うとこを探せばいい話しなのに…



「別にいーじゃんか!だいち、どこのホテルでも女同士がいけないとか、聞いたことないしっ」

「しかし、当店では…」


すると、受付係の後ろの方から

低い男らしい声をした人が

やる気のない声で横から入ってきた。

見た目は、ホストでもやっていそうな

細身でかなり顔がイケている。



「うっせー別にいいだろ。女同士でも。」

「妹尾さん…!ダメですって。」

「お前はアルバイト。俺も、アルバイトだけど先輩だ。……あーお客様。」



さすがにこれには美依奈も黙った。