「違うの!ストーカーとかじゃなくて!……あのね…トイレのある辺りから毎日、私の頭にタバコの吸い殻が飛んでくるの。」


目をまん丸にして愛里の顔を見た。

まさか私の吸った吸い殻が

愛里の頭に偶然に当たってたなんて。

しかも、思わぬ人にタバコが

バレていたのに驚いた…。



思わずまた愛里から目を反らした。



が、何故か笑えて

「ぶっ!」と一言吹き出してしまった。