学校の下駄箱を通り抜けて

2階に上がったつきあたりの

トイレの一番奥に私はいた。


教室は廊下を挟んだ横にあるから

ドアを閉めていても

声がまるぎこえだった。



信頼できる友達はいない。

でも別にいじめられてもいない。

たまに教室に入ると

「おはよう。」

と誰かしら声をかけてくれた。



でも私は愛想よく

挨拶ができなかった。