勢いよく扉を開けた。

私を包み込むように青い空が

いつもの場所に手招きしてくれた。


1番奥が好きな私。

屋上の奥の端の方に

無造作に置かれている机がある。

そこに腰をおろした。

そして、やけくそにタバコに火をつけた。


涙を流さない変わりに

いつでも体の痛みが私を助けてくれた。