それから2か月はあっと言う間に過ぎた。


油絵でインパクトのある作品、簡単に言うものの決して楽なことではない。


立体的に見えるトリックアートや画用紙を4等分にしてストーリーを描く漫画形式、見る角度によって色合いが変わる立体絵など、小野先生とオレの知ってる知識を全力で絞りだし、30枚以上下書きを描いた、がどれも全国で3位以内に入るような自信がもてる作品とは言えなかった。