しばらくするとレオルは立ち上がり、全体を見渡した。


自分たち三人以外は誰もいない。


窓の外を見ると太陽がきれいに見えた。ちらほらと歩いていく人々も見える。


どうやらいつも起きる時間より、少し遅く起きてしまったらしい。


今日、出発しようと考えていた一行のため、寝ている二人を起こそうと、レオルは体を揺すらせた。