―――隣でなにか物音がした。


サスティンは重たく閉ざされていたまぶたをゆっくりと開いた。


明るい光に目が眩む。


まず木の天井が見えた。
次に物音がしている方を見る。


する寝ている自分の横でソフィアが薬箱らしく古びた箱をがさごそと探っていた。


「あ……」サスティンは声をもらした。


するとソフィアが起きていたことに気づき、にっこりと笑顔を見せた。