ティイラは動揺していた。


「違うわ、私は―――」


頭が混乱している。


そしてぐったりと倒れている自分の母を見て激しく頭をふった。


「私が……お母様を?」


恐怖に怯えるような顔をした。


そしつ自らの父に向き直ると信じられないという動揺と、自分への恐怖が入り混じったような表情を見せた。


こんな姉さん見たことない。


――――怖い。


幼いながらもサスティンは姉の異常さを感じとり姉にわずかな恐怖を感じていた。