人が広々としと豪華な部屋の真ん中に横たわっている。 ――――母さん? 言葉が出なかった。 ぐったりとして倒れている母さんに、生気は感じられない。 そしてそんな母を見下ろすかのようにして立っていた。 姉さんが。