「通してくれ」 「だめです。見てはいけません」 メイドははっきりとした口調と強い意志が感じられる瞳をして言った。 「どういうことだ?」 それでもサスティンはメイドの手を振りほどいてでも前へ進んだ。 メイドが「あっ」と声をもらした時にはサスティンは言葉をなくしていた。 なんで―――…