メル…


教えてくれて
ありがとね。



メルが教えてくれなかったら
ずっとぎくしゃく
したままだったかも。



本当に、レオと
こんな風に過ごしたり

皆とお話して過ごしたりが
楽しくて、幸せで仕方ないの。


「おら、リリ。皆んトコ行くぞ」



そう言って優しくわたしを
見つめるから…

優しくわたしの手を
握るから…



わたしはどんどん

あなたのことが好きになる…









第十章終