「えっとねーレオンはね…」


「うんうん」


「ふふふーちょっと耳貸して?」



そう可愛くおねだりされ
ノックアウトなわたしは
メルに近づく。



「ボクが言ったこと、レオには内緒にしててよ~?」



そう言うとメルは
わたしの耳に手を当てて、
コソコソ話をするような
態勢になる。






「あのね……」