痛いくらい 捕まれてる腕を見た後、 掴んでる本人を見ると、 息が止まりそうなくらい 綺麗な男性だった。 灰色の瞳は、わたしを 捕らえて離さない。 「…あの?」 「…やっと、見つけた。やっぱこの港にいた」 その美しい瞳は わたしから目を 反らすことなく 愛おしそうに 見つめてる。