「…泣くな、リリア。お前は笑った方がいい。泣くとブスだぞ?謝るなら…オレのために歌ってくれよ」



「…でもっ…………わかった。最後までちゃんと…聞いてよ?」



「…ああ」





レオのお願いを
聞かないはずがない。




わたしは、精一杯
息を吸い、歌い出した。