「……」


「……お前、」



言葉に詰まっているレオ。


そりゃ、驚くよね…

一緒に過ごしてたヤツが
人間じゃないなんて。



「……驚いた?わたしね、人魚なの。って言っても、お父さんが人間だからハーフだけど。人間世界に憧れて、人間のフリしてたの……ごめんね」



無言のレオが
何考えてるのかとか
そんなことを考えて
悲しくなる。


目を反らして
早口で喋った言葉。

だけど、最後の謝罪だけは
レオの目を見て言った。