よかった。

レオが死ななくて…



「悪ぃ。リリが助けてくれたんだな…」



悪いなんて思わないで欲しい。
そう思い、首を横に振る。



「レオは、いつも、わたしを助けてくれるでしょ?これでオアイコ」


「…はっお前ぇは女だろ?女は男に守られてろ」



結構良いこと言ったと
思ったんだけど、
レオには鼻で笑われちゃったよ…



「…で?リリはケガないのか……」




その言葉と同時に
わたしの体へと向けた
視線は…



ある一点で止められた…



「え……?」