ルシスとルシアンに
付いて行くと

岸に辿り着けることが出来た。



「…レオ。…レオ!!」



頬を叩いても反応がない。


ザワザワと焦る気持ちと
震える手をどうにか治め、

レオに人工呼吸をした。





すると、レオ眉がピクッと動いた。


「レオ!?」


「…ッ…ゴホッゴホッ…ハッ…ハッ…リリー、」



飲んだ海水を吐き出すと
わたしに視線を移すレオ。