―下校のチャイムが鳴り、門を出た。

するとそこには……


「柊?!」

柊がいた。

そして柊は私に気付いたようで、こちらにむかってきた。


あれ…? 制服が…違う……

学校、違ったっけ……?


え、でも、入学式の時、体育館に二人っきりだったのって……


「よっ! 一緒に帰────百合!? 百合っ!?」



私は急激な頭痛に襲われ、そのまま意識をなくした。