今俺の目の前には
でっかいマンション。




そんで俺ん家と思われるのは…




あ、あそこや。


あん!?!?
1、2、3、4、5……





9階てどうゆう事やねん!!





高すぎるやろ!!
聞いた事もあらへん。



「なぁ…親父……。」


俺は上を見上げて言った。


「俺ん家って……あそこか?」




親父は
いつにも増した笑顔で答えた。


「おうよ、何か問題でも?
あ、さては
キレイすぎて見とれとるんやろ?まぁまぁせいぜい俺を慕え!」


呆れた。
溜め息をついて言う。

「いや、そうゆうんじゃなくて
若干…揺れてね?」



「倒れないんだからほっとけ!」