犬のひなたと散歩してみてあたしはようやくひなたが犬だと認識出来た気がしていた。
でも帰るなりその認識をひなたがブチ壊した。
玄関のドアを開けて家に入るなりひなたは犬のままペラペラと喋り出す。
「やっぱ散歩は犬の姿じゃないとねー。人間の姿で散歩するより全然いいよ!」
「……聞いてねーよ」
「ミリちゃん、リードの間隔もう少し長くていいよ?俺、たまにビーンてなってたしビーンて!」
「……うるせーよ」
「あー入る前に。俺、たぶん足汚れてるから。足拭いてねー」
「マジ五月蝿い!」
さっきまで大人しくしてたのに家の中に入った途端に喋り出す。
ふわふわモコモコの可愛い犬がしっぽを振って可愛いアピールをしてもその喋りで萎える。
あたしは濡れタオルでひなたの足を拭きながら厭味を呟いた。
「あんた喋んない方が可愛いわ……」
「ありがとー。ミリちゃんもねー」
このクソ犬……
さわやかに言い放ってんじゃねーよ。
でも帰るなりその認識をひなたがブチ壊した。
玄関のドアを開けて家に入るなりひなたは犬のままペラペラと喋り出す。
「やっぱ散歩は犬の姿じゃないとねー。人間の姿で散歩するより全然いいよ!」
「……聞いてねーよ」
「ミリちゃん、リードの間隔もう少し長くていいよ?俺、たまにビーンてなってたしビーンて!」
「……うるせーよ」
「あー入る前に。俺、たぶん足汚れてるから。足拭いてねー」
「マジ五月蝿い!」
さっきまで大人しくしてたのに家の中に入った途端に喋り出す。
ふわふわモコモコの可愛い犬がしっぽを振って可愛いアピールをしてもその喋りで萎える。
あたしは濡れタオルでひなたの足を拭きながら厭味を呟いた。
「あんた喋んない方が可愛いわ……」
「ありがとー。ミリちゃんもねー」
このクソ犬……
さわやかに言い放ってんじゃねーよ。