別にひなたといたのを見られててもいい……

あっちゃんがあたしをどう思おうが勝手だ。


でもあっちゃんが怒ってるなら相当うざい。

学校に着いて教室に入った瞬間、あたしは心底そう思った。


「話しあるから……」


いきなりあっちゃんが無表情のままドアに立ち塞がる。


……ウゼー
お前とは昨日、終わらせただろ。


あたしは小さくため息をついてあっちゃんを見上げた。

「……こいよ」


あっちゃんはあたしの腕を取ると教室から出て行く。


テメーはユリと付き合えばいいじゃねーか


心の中で呟きながらあたしは仕方なくあっちゃんに連れられて行った。