ケーキを取り分けるお皿が

不足していたため

フォークでつっついて食べた。

それがまた美味しく感じた。

その時玄関で物音がした。

玄関に目をやると

合鍵を使って家に入ってきた

たろうが居た。

「たろう来たわ」

私がみんなに言うと

「たろうちゃん久しぶり」

はるとみさに言われて

たろうは照れていた。

私はたろうのご飯を用意した。

たろうははるとみさに

恋の話をされていた。

圧倒されて小さくなっているたろうを

私はキッチンから見て笑っていた。